Signora Cecilia
Tessieri

ショコラティエ チェチリア・テッシエリ

「チョコレートと一緒に届けたいのは、幸せな時間」。チェチリアはこう語ります。彼女が 幼いとき家族と過ごした団らんの傍らには、いつもチョコレートがありました。口の中で溶 けていく甘いチョコの記憶は、幸せな原風景として、彼女の心に深く刻み込まれたのです。
 27歳でチョコレート職人への道を歩み始めたチェチリアは、初めはフランスの小規模な アトリエで、後にベルギー、ドイツの会社で修業を積み、プラリネやガナッシュを始め、チョ コレートだけではなく砂糖やジャム、菓子類全般の知識を吸収しました。3か国でそれぞれ 規模の違う生産現場で学び、自分のチョコレートとはどういうものなのか考え始め、工房を 開く決心をします。最初のチョコレート「トスカーノ・ブラック70%」を発表するまで7年間、 満足のいくクオリティになるまで決して妥協をせず、カカオの産地に足を運び、ブレンドの クオリティを高めました。
 一生懸命働く祖母や母親の姿を見て、自分も人生を捧げられるような仕事につきたいと 思っていたチェチリア。ブランド名の「アメデイ」は、夢を後押ししてくれた祖母の姓からとっ たものです。仕事をしていく上で、家族の存在はとても心強く、大きなものと、語ります。 チョコレートが持つ女性的な部分を大切にしながら、強い独自性とみんなを幸せにするよう な優しさを併せ持つ、理想のチョコレートを作る。
国際的に活躍する数少ない女性ショコラティエとして名をはせた現在でも、シンプルかつ困 難な理想を実現するべく、チェチリアはチョコレートづくりに情熱を注ぎ続けています。